職人の服装と言えば、「つなぎ」か「ニッカポッカ」―――。そんな風潮が変わりつつある。最近、格好いい作業服を着こなす職人や施工会社が増加。「仕事のイメージアップ」、「会社のブランディング」など、これまでの印象を変えようする各社の活動が注目を集めている。
CASE 1 K.W.C
君和田重則 社長
復刻デニムジャケットに現場の全職人が嫉妬
デニムブランド「ラングラー」の、50年以上前のモデルを復刻。
冬はジャケット、春はシャツを制服にしている
有名デニムを復刻「職人に興味持って」
「この服を着て作業していると、他の職人から『それって本当に作業着?』と聞かれる」。そう誇らしげに話すのは、デジタルプリント壁紙の製造・施工を行うK.W.C(東京都中野区)の君和田重則社長。同社は2年ほど前に、従業員5人の作業着を一新。4万円するジャケットを採用し、社内外から好評を得ている。
「きっかけは、独自のデジタルプリント壁紙ブランドと施工店ネットワークを立ち上げたこと。これまで量販店で買った作業着を使っていましたが、『格好いい壁紙の仕事をするのにこの服では』と感じ、一新しました」

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