・神奈川県住宅供給公社は、二宮団地18棟580戸の再生に取り組んでいる
・築50年の賃貸物件に小田原杉を採用するなど、こだわりの工夫
・さらにイベントや古民家を使って地域と連携、入居者は80戸を超える
「木」のキッチン人気、入居者急増
神奈川県住宅供給公社(神奈川県横浜市)は18棟580戸ある二宮団地(中郡)の再生に取り組んでいる。開発から50年近く経過した賃貸物件に小田原杉を採用したり、DIY対応プランを用意するなど、これまでにない工夫で人気物件に蘇(よみがえ)らせる。
元々の部屋にあったタイルや畳を取り払い小田原杉を貼った。
さらに扉も取ったことで部屋に開放感が生まれた
木の香り漂う賃貸
今回のリフォームの最大の特徴は小田原杉を使用したことだ。このフローリングは25mmあり、厚みと柔らかさを兼ね備え、部屋に入った瞬間に良い香りが漂う。「いくつかのパターンでリノベした部屋がありますが、入居してきた人のうち、半分以上の方が小田原杉のタイプを選びます」(秋山裕規賃貸事業部団地再生課二宮現地事務所主任)。
さらに、キッチン周りとドアにも小田原杉を使用したタイプもあり、こちらも人気だ。

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