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インスペクションの標準化に着手既存住宅インスペクター教育研究会

インスペクションの標準化に着手 既存住宅インスペクター教育研究会

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インスペクション内容の標準化と、業態を横断した勉強の場の提供を目的に、既存住宅インスペクター教育研究会(東京都新宿区)が設立された。現在12団体、約4000社が加盟しており、今後既存住宅流通の活性化、推進の実現を目指す。

「不動産側が考えるインスペクションと建築側が考えるインスペクションの内容が現在、乖離してしまっている問題があります。我々は瑕疵保険のための検査をインスペクション、その検査人をインスペクターと定義付け、それを建築、リフォーム、不動産流通のスタンダードにしたいと思っています」(西生建代表理事)

また、さまざまな住宅関連知識を学べる場の提供にも取り組む。
「例えば耐震関連団体だと耐震に関する情報提供がほとんどで、それ以外のことを学べません。そこで研究会では団体組織を構成員とし、各団体が行う研修プログラムを1つ以上公開することを加入の条件にしました」(同代表)

今後各団体に所属する会員は業態を超えた研修を自由に受けることが可能となる。近年、瑕疵保険や住宅履歴、インスペクションなど新しい知識の必要性が高まる中、情報の共有により業界の底上げを図っていく。

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