住宅事業者を対象とする保険商品を提供している住宅保証機構(東京都港区)はリフォーム瑕疵保険の保険期間を10年に延長できる特約サービスを開始した。他の住宅瑕疵担保責任保険法人でも既存住宅流通の活性化を目的とした国土交通省の「中古住宅・リフォームトータルプラン」の流れを受け、同様のサービスを設ける計画が進んでいる。
従来、リフォーム瑕疵保険は構造・防水部分の保険期間が最長5年となっており、期間の短さを指摘する声が上がっていた。そこで特約では保険期間が以前の2倍となる10年にすることができる。ただし、特約は同保険法人が認定した団体に加盟する事業者が対象であり、それ以外の事業者は利用ができない。保険料は1000万円弱の工事の場合、保険期間が5年の場合は7万円であるのに対し、10年だと9万円と2万円の増額となる。
一方、日本住宅保証検査機構(東京都千代田区)は同様のサービスを今年度中の商品化に向けて、動いている。また、住宅あんしん保証(東京都中央区)は認可に向けた申請を既に行っており、ハウスプラス住宅保証(東京都港区)は同様の商品開発を検討中だ。
保険期間10年のリフォーム瑕疵保険について
- 住宅保証機構 ... 特約サービスを開始
- 日本住宅保証検査機構 ... 今期中の商品化を計画
- 住宅あんしん保証 ... 認可に向けた申請中
- ハウスプラス住宅保証 ... 商品開発を検討中
- ハウスジーメン ... 未定
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