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2012年有力リフォーム会社新卒採用状況

2012年有力リフォーム会社新卒採用状況

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新年度を迎え、全国のリフォーム会社では新卒社員入社式が行われた。大手住宅会社、地域有力店、専門工事会社のそれぞれのカテゴリーでの注目企業の取り組みをリポートする。

「中古+リフォーム」担当強化 ≪安江工務店≫

名古屋で6拠点展開する安江工務店では前年よりも3名多い15名が入社した。リフォーム事業担当は11名。それ以外は、新築2名、不動産1名、事務1名となる。従来と異なるのは、新築・不動産事業のための人材を採用したこと。「中古住宅仲介にあわせたリフォームの提案をより強固なものにしていき、ワンストップサービスを構築することが狙い」(人事採用担当・総務企画部、下司剛義氏)。同社では4月7日、名古屋市天白区にある原駅前に相談窓口「不動産ギャラリー」をオープンしている。同社としては初めての不動産事業を行う独立型の店舗となる。

ワンストップ体制 構築のため26名入社 ≪ハウスドゥ≫

300坪を超える「中古+リフォーム」のワンストップ対応店舗を6拠点構えるハウスドゥ(京都府京都市)も去年より5名増やし26名が入社。総合的な住宅ニーズに対応するため1店舗につき30名ほどのスタッフが必要で、人材補強が急務となっていた。2週間程度の本社研修の後、それぞれの店舗でリフォーム・不動産の営業を行う。来年度も同等の人数の新卒採用を行う。

海外展開視野に初の外国人採用も ≪CONY JAPAN≫

大阪の有力リフォーム専業会社CONY JAPAN(スペースアップ)では昨年とほぼ横ばいの34名が入社。ユニークなのは外国人採用を行い中国人1名を採用したこと。3~5年ほど経験を積んだ後、中国へと戻り地元でのリフォーム拠点展開を視野に入れている。「中国だけでなくその他のアジアでの出店も将来的には考えておりそのきっかけにしたい」(赤石幸彦取締役本部長)。

来年はリフォーム事業部で50名の採用を計画している。拠点も5~6月には中古仲介を行う店舗や福岡の2店舗目の出店も予定している。独立を支援する「経営者志望枠」というものを設け、より意識の高い人材の強化を目指す。

合否は"恋愛経験"がカギ? ≪フレッシュハウス≫

フレッシュハウス(神奈川県平塚市)は約400名の説明会参加人数に対し、男性2名、女性4名、合計6名の新卒を採用した。
「面接では恋愛経験を聞くようにしています。お客様に喜んでもらうことと、恋愛は似た部分があると思うからです」(佐野士朗社長)

同社では恋愛経験ゼロの人よりは経験がある人材を採用を優先している。顧客との関係作りが重要となるリフォーム業で、その能力が優れているかの見極めに力を入れている。
「来年は20名の採用を見込んでいます」と佐野社長。今期10店舗の出店し、来期には100億円の売り上げを計画しており、会社の拡大と共に人材確保にも力を入れる。5月いっぱいで最終決定を出す予定だ。

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