今年、埼玉県春日部市にユニークな施設が誕生した。シェア工房の「KILTA春日部」だ。シェア工房の運営だけでなく、大家に向けたDIYのワークショップやヴィンテージ家具の販売も行う。さらには敷地内にコーヒーの焙煎所やゲストハウスも開設予定。
50坪のシェア工房以外に家具の展示スペースや開設予定のゲストハウス、コーヒー焙煎所もある「KILTA春日部」
シェア工房スペース
コンセプトは「暮らしをつくる人をつくる」
KILTA(キルタ)を運営するのは一般社団法人KILTA(神奈川県横浜市)。立ち上げたのは「DIT(Do It Together)」を打ち出し、空間づくりのワークショップを企画開催するKUMIKI PROJECT(神奈川県中郡)だ。同社のコミュニティマネージャーの白濱匠太郎氏は「KILTAはDIYの学びの場で、イメージとしては図書館。ものをつくることや家に関する知識を得られます。また、DIYのインストラクターを育成する場でもあります」と語る。50坪の工房には工具がそろい、溶接室もある。また、日本にまだ40台しかないというShopBotも置いている。これは木材をコンピューター上の設計データ通りに削り出せる機材。道具がそろった環境で、インストラクターからアドバイスを受けながらものづくりができる。リフォームの際に事前準備として訪れる人もいる。
左:一通り道具がそろう
右:木材加工機「ShopBot」もある

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)4面
-
1655号(2025/07/07発行)2面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載