福島県耐震化・リフォーム等推進協議会と一般社団法人住宅リフォーム推進協議会、福島民友新聞社は2013年1月19日、パルセいいざか(福島県福島市)で「復興住宅・リフォームフェアin福島」を開催し、1日の開催で500名近い来場者を迎えた。地元事業者14社がブース出展したほか、国土交通省によるリフォームセミナーなども行われた。

リフォームだけでなく、不動産紹介ブースにも人気が集まった
同協議会では、「ふくしま復興住宅フェア」を昨年12月に南相馬市、今年2月にいわき市、3月に郡山市で実施・予定しているが、今回の福島市での開催は、国土交通省が現在全国で順次開催している「ありがとう」リフォームセミナーとのジョイント企画となった。
国交省のセミナーではリフォーム瑕疵保険や各種補助金制度について寸劇を交えながら紹介し、午前・午後の2回開催で207名の参加者を集めた。
また、大桃建設工業の大桃一浩社長が「お役立ち住宅リフォーム講座」と題し講演を行い、110名が聴講した。
リフォームのブースでは、東日本大震災により被害があった県内16万棟の工事はほとんど収拾しており、通常のリフォームについての相談が多かったようだ。
しかし、同協議会の斎藤隆夫局長によると、2年越しで屋根瓦の工事を待ち、ブルーシートがかぶった家もいまだ散見されるという。
リフォームだけでなく、宅地や中古物件を紹介する不動産コーナーも設置した。
斉藤局長は「そもそも今回、市の北東部に位置する飯坂町で開催したのは、この地域で仮設住宅や借り上げ住宅を早く出てご自宅を探す方を重点的にご案内したかったからです。さらに、原子力災害で家に戻れるのか分からない方々も含めて、中古物件のニーズはかなり高いと思います。補償・賠償の金額が確定すれば、どの程度の物件にニーズが集まるか見えてくると思います」と話している。
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