日本建材・住宅設備産業協会(建産協、長榮周作会長)は、断熱材の新しい性能表示制度「優良断熱材認証制度」を制定し、今年度内に運用を開始する。
「優良断熱材認証制度」とは断熱材の性能を消費者に分かりやすく表示し、より高い性能の製品を選択しやすくするためのラベリング制度。
建産協の自主制度としてスタートし、将来的にはJISと同格の性能表示制度として普及させたい、としている。
新しい性能表示マークは、認証と性能表示がセットになっているのが特徴だ。断熱材の厚さ、熱伝導率、熱抵抗値が一目で分かる表示になっている。

建産協の新しい「優良 断熱材認証制度」性能 表示マーク
この制度に登録できるのは、すでにJIS認証を取得している製品だけでなく、JIS規格のない断熱材も参加対象とする。製品性能、品質管理などについて審査に合格すれば、この性能表示マークを梱包やカタログに表示することができる。
審査内容は、JIS規格のある断熱材であれば、申請するとほぼ審査なしで認定される。JIS規格のない断熱材については、製造工場がISO9000の認証を受けていることが求められるほか、製品性能管理値、品質管理方法、市販製品性能などにおいて審査が行われる。
認証の有効期限は3年間で、3年ごとの更新時に審査を受ける。

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