日本珪藻土協会(東京都狛江市)が3月15日に設立され、同月28日に東京で記念式典が開催された。日本の健康を住まいで変えるため、工務店のサポート等を実施していく。
式典は、「ここに集まった方々と共に日本珪藻土協会の活動を始めます」という鈴木美房代表理事の挨拶から始まった。
鈴木美房代表理事
続いて小池孝治副代表理事は協会の方向性を次のように話した。「空気環境が一番大事であり健康につながっていると考え、珪藻土を生かしながら、地域の工務店のスキル向上、企業の価値向上をサポートしていきます。そして、1人でも多くの人を健康で幸せに導いていきます」
同協会では3つのパートナー制度を策定。1つ目の「ウェルネスパートナー」は珪藻土壁材の「甲斐眠壁・宙」の仕入れ、販売、施工ができる権利に加え、社内研修会や快適に睡眠できる部屋を提供する「快眠リフォーム屋」の屋号と仕組み使用許可などが含まれる。加盟対象は工務店で初期費用50万円、年会費は12万円となる。
2つ目の「応援パートナー」は同協会が提供する珪藻土に共感、応援したい人が参加する制度。会員は同協会のホームページにロゴを掲載でき、年会費は1万2000円となる。
3つ目が「快眠リフォーム屋」。快適に眠れる部屋を提供する快眠リフォーム屋として顧客に提案する権利を有する。施工はウェルネスパートナーが実施。費用は約20万円の研修費となる。
式典の後半には、車いすラグビーでロンドンとリオデジャネイロのパラリンピックに2大会連続出場し、史上初の銅メダルを獲得した官野一彦氏が登壇。「チャレンジ 挑戦」というタイトルで事故により車いす生活になった経緯、メダルを獲得するまでなど自身の人生を語った。
今度は、パートナーの加盟を推進。1年を目途にウェルネスパートナーと快眠リフォーム屋の2つを47都道府県に普及させていく計画だ。

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