消費者が安心してリフォームできる市場作りを目的とした業界団体、一般社団法人ベターライフリフォーム協議会がこのほど発足した。メーカー、流通、エネルギーなどの4団体18社が設立発起人。横断的な連携を図って運営を行う。
会長は一般社団法人リビングアメニティ協会副会長の神 茂治氏。代表理事副会長にはTOTOの木瀬照雄会長、伊藤忠建材の柴田敏晶社長が名を連ねる。主な取り組みは一定の業務品質を有するリフォーム事業者の登録制度「リフォーム業務品質審査登録制度」の運営。
右から神 茂治会長、木瀬照雄副会長(TOTO会長)、柴田敏晶副会長(伊藤忠建材社長)、 那珂 正理事(ベターリビング理事長)
審査員がリフォーム事業者を審査し、協議会が定める基準に適合すれば登録される。審査項目は17。例えば、工事トラブルの際に顧客に影響を与えない体制になっているか、工事案件の関連文書を必要な期間保管しているか、アフターサービスの内容を定めているかといったものがある。審査に合格した事業者は登録業者として消費者向けに情報公開する。安心な事業者選びの1つの指標にしたい考えだ。
神 会長は「インフィルリフォームを主とする中小事業者の品質の向上を目指すべく、新たに業務品質基準を作りました。登録事業者は初年度、500社、3年目に約3000社が目標。暮らし向上リフォームである『ベターライフリフォーム』を普及させたい」と話す。
その他、キッチン、バスなどのリフォームを安心して実施できるように製品の延長保証と工事瑕疵保険を一体化した保険なども提供する計画。また、現場スタッフを「アドバイザー」として養成する制度なども進める。
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