質の高い介護リフォームの普及を進める認定制度「介護改修における住宅改 修の工程管理認定制度」が注目を集めている。シルバーサービス振興会(東京都港区)が昨年から運用し始めている。介護リフォーム事業者のサービス品質を認定する制度がないことで、ユーザーも事業者選びに困っている現状を改善する狙い。認定を受けている事業者はホームページで紹介される。現在は、パナソニックエイジフリー介護チェーン、福井トータルケア、フジックスハートフルなどが認定を受けている。
認定基準は主に以下の条件。例えば、研修を受けスキルを持った住宅改修管 理責任者や住宅改修工程管理者を配置しているか、サービスやノウハウをマニュアルを定め標準化しているか、苦情対応窓口を設置しているか、損害賠償保険などに勧誘してトラブル対応のための資力を確保しているか、など。
認定にあたっては書面や実地調査で行う。審査を通じて事業者のレベルアッ プも図かれるため、制度普及が進めば介護改修マーケット事業者全体のサービス力底上げになる。事業者には認定マークが与えられる。
認定を受けているパナソニックエイジフリーショップスの住環境ソリューション部の中野哲氏は「第三者としての評価が受けられるのでお客さんに信用されやすくなる。これが100社、200社と認定が増えていけば業界全体も活性化する」と話す。
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