建築に携わる職人を養成する民間学校「クラフツメンスクール」(神奈川県横浜市)の設立総会が、8月26日、新横浜国際ホテルで開催された。当日は、会場に96人が集まった。
クラフツメンスクール 仲本純代表理事
「クラフツメンスクール」は、来年4月に開校を予定する職人学校。サイディング施工会社代表の仲本純氏を中心に、年間500棟を供給するビルダー、タツミプランニングの米山茂氏や、元ジャパン建材社長で、現コンサル会社グリーンビュー代表の野島新人氏ら多彩なメンバーで設立された。
冒頭の挨拶で仲本代表理事は設立目的を次のように話した。「建築職人が輝き続ける文化の創造、そして建築職人不足の抜本的解決、日本が世界における建設技術の伝承、建設技能の等級制度の確立、建設品質の向上を行っていきます。私が20代働いていたころの現場状況は良くなかった。最高の理想となる職人さん像を育てていきたい」
続いて国土交通省の土地・建設産業局建設市場整備課長の屋敷次郎氏、日本窯業外装材協会専務理事の森田育男氏、ケイミュー執行役員営業企画部長の桑折裕美氏の挨拶が続いた。
その後は10月の東北支部、中部東海支部、東北支部設立に向け、支部長挨拶等が行われ、最後に野島理事が閉会の挨拶で「工務店さんがしっかりと成長しながら職人を育
てていくことが大事」と話した。
10月には少人数のプレスクールを開設予定。来年4月の正式開校時には、まずサイディング施工の学校がスタートする。その後は、さまざまな業種との連携で受講内容を拡大するほか、職業訓練校としての認定取得にも動く方針だ。

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