栃木県栃木市は、市内の空き家所有者を対象に、リフォーム費用で発生する利子を市が負担する制度を創設した。
リフォーム費用のうち200万円までを上限に、3.5%以内の利率で発生した利子全額を対象とする。栃木市が特別に契約した市内10行の金融機関から借り入れることが条件で、半年ごとにまとめて給付。
栃木市には現在、約8000戸以上の空き家がある。リフォームをしやすい状況をつくり有効活用してもらうことで、若年層などを呼び込み、人口の増加と地域活性化を図るのが狙い。
栃木市は"コンパクトシティ化"(集約型の都市づくり)の推進に向け、公共の福祉サービスが充実しており、また交通の便も良い市の中心部へ高齢者層を集積させる施策に力を入れている。さらに交通が不便な場所でも生活可能な若年層が郊外で生活しやすいような環境づくりにも力を入れている。「郊外の空き家を安くリフォームできる今回の制度が、若年人口の拡大と定住化を後押ししてほしい」(栃木市住宅課)

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