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ポラス中古再販売上50億円突破へ

ポラス 中古再販売上50億円突破へ

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埼玉県を地盤とする有力ビルダー、ポラスグループ(埼玉県越谷市)は、中古住宅を買い取って、リフォームしてから販売する「中古再生事業」が好調だ。今期の契約棟数は前年の2倍近い316棟を計画している。

価値再生住宅という名称で中古をPR
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ポラスグループで不動産売買・住宅設計・建築などを手掛ける中央住宅は、「Re:f(レフ)シリーズ」という中古再生事業に注力している。2010年度は契約83棟、売上高は約19億円。翌2011年度は契約棟数が前年比207%の172棟、売上高は72%増の約33億円。
急速に成長してきており、今期は契約棟数が83%増の316棟、売上高計画は52%増の約51億円を見込んでいる。「現状の売上高は前年比164%の進捗率です。順調に進んでいます」(斉藤辰彦取締役)

同社が取り扱う対象物件は、マンションが6割、戸建てが4割。平均単価は約2100万円で、粗利益率は約15%。リフォームについては水まわりや内装などを一新し、200万~300万円ほどのコストをかけている 住宅検査や保険も無償サービスしており、中古を買う不安を解消している。 東京、埼玉、千葉の23拠点で、18名のスタッフが仕入れ・販売・企画を行っている。

売れ行きが好調な理由について斉藤氏は「販売価格の設定がカギ。周辺にある賃貸の家賃相場と同じくらいの金額で月々の返済が可能な価格を意識しています。これから経済状況がどのようになるのか不透明な中、無理せずに住宅を手に入れたいという層の方々に喜ばれています」と話す。

住宅ローンを組んだ場合、月々の返済金額は6万〜7万円というケースが多い。購入者は30~40代が65%で最も多い。一次取得者が中心だ。また、最近増えているのが女性の単身高齢者だという。「広すぎる戸建てからコンパクトなマンションに住み替えたり、子世帯夫婦にプレゼントするために購入するケースも多い」(同氏)。全販売棟数のうち約2割がこの層だという。

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