新築事業をメインとするビルダーのフクヤ建設(高知県高知市)は、性能向上リフォームに注力している。耐震性や断熱性を高める設計力が売りだ。一般顧客向けのリフォームの売上高は約3億8000万円にもなる。
500万円超リノベを年23件
補助金を活用
縁側は土間に。窓際には耐震化したときの増し打ちの基礎があるため、高さが出たが、ベンチを作ることで、意匠性があるように工夫をした
同社は注文住宅と企画住宅をメインに、公共事業、不動産、リフォーム、飲食など多くの事業を手掛けている。新築は年間40棟建築。新築の売上高は10数億円。平均単価は2800万円だ。
同社のリノベの平均単価は600万円。年間工事件数は60件。500万円以上のリノベを年間23件行っている。大型工事の受注に注力しているため、単価が高い傾向にある。「新築の注文住宅に匹敵するような2000万円〜3000万円のリノベーションも注文件数が増えてきました」とリノベーション事業部営業企画課の水野智史氏は話す。
同社の特徴は、間取り変更を含めた全面改装に加えて、性能向上までするリノベの推進をしていること。「高知県は南海トラフも控えているので、耐震性能向上へのニーズがあります」と水野氏。

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