細田工務店(東京都杉並区)は8月5日、平成26年3月期の第1四半期の業績を公表した。
連結売上高は、42億9000万円と前年同期比3.4%減となったものの、利益面では大幅に改善し、営業利益は2700万円(前年同期は2億7600万円の損失)、経常損失は3200万円(前年同期は3億8700万円の損失)となり、四半期純損失は5800万円(前年同期は3億8800万円の損失)と回復傾向が明らかとなった。
改善の原動力となったのは、低金利を背景とした各種の住宅取得促進施策が継続され、実需層の住宅取得意欲が底堅く推移していること。同社では、個人住宅向けに新商品「木ここち杢」を発表するとともに、本社の1階、2階の一部を無垢の床材による、木の温もりや風合いを体験できるショールームに改装し、建築後の生活を身近に感じられるように工夫。実需層の契約率向上につなげた。
また、リフォーム受注では、本社の1階で「住まいのなんでも展」などのイベントを開催するとともに、同社の新築OB客に対し、入居後10年以内の点検補修を実施している。10年間の長期保証が延長される保証延長工事といった魅力的な商品を打ち出し、受注拡大に努めている。

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