強靭化コミュニティ・シンポジウム実行委員会は、このほど、シンポジウム「強靭化時代における中古住宅流通の課題と展望」を開催した。
古屋圭司国土強靭化担当大臣の基調講演のほか、このたび発足した一般財団法人「強靭な理想の住宅を創る会」の伴野政樹理事、東京工業大学の金谷年展特任教授によるプレゼンテーションが行われた。
古屋大臣は「耐震や災害時の被害を最小限にする、住宅の強靭化を図ることが国土の強靭化につながり、経済成長戦略にもつながっていく」と強調し、政府の進める国土強靭化計画を住宅面でも推し進めていく考えを示した。
伴野理事は中古住宅の評価制度の課題と展望について説明、リフォームの長寿命化を図ることで、住宅の品質や性能に対応した適正な評価を行う重要性を指摘した。
金谷特任教授は、中古住宅とリフォームを組み合わせた「リボーン住宅」を提唱し、住宅リフォーム市場を活性化させることは、空き家問題や災害時の住宅被害など、日本の住宅が抱える様々な課題の解決につながるとした。

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