カナダの輸入住宅を扱うビルダー、セルコホーム(宮城県仙台市)が今期から始めた中古住宅再販ビジネスが好調だ。初年度(9月決算)5棟の目標をすでに上回るマンション6棟の販売が完了し、戸建ての取り扱いも開始。来年度は20棟を超える販売を目指す。
再販ビジネスを開始したのは、リフォーム強化の一環。現在、リフォーム売り上げの7割をOB客からの受注が占めるが、事業拡大に向け新規客からの売り上げ増加を進めていく。
そのための方策の1つとして、再販物件の取り扱い数を増やす方針だ。中古住宅は住友不動産販売と連携し、情報を入手。販売も住友不動産販売を通じて行っている。
再販マンションの販売価格は、1200万円から2000万円。7月に販売した北仙台駅近くの物件は、今までの最高値である1980万円の価格であったが、約2週間で成約に至った。物件の取得から成約までの日数は90日。再販ビジネスで目標とされる成約までの日数、100日のラインを上回るスピードで販売が完了した。
「今後は物件の仕入れにもよりますが、2カ月に1棟の戸建て、2カ月に3棟のマンションを販売していきたいと考えています」(安部祥一ライフサービス部課長)
取扱量の拡大に向け、人員も増員する。同ビジネスの担当者を1人増やし、2人体制をとる。
同社のリフォーム売り上げは、前期7億5000万円。今期は駆け込み需要もあり、8億円を超える見込みだ。

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