会社全体で20億円超、リフォームで約6.3億円を年間で売り上げているみすゞ建設(東京都武蔵野市)は、リフォーム業を「サービス業」と捉え、職人も含めた社員の意識改革を徹底している。
「リフォームでは、お客様が既に生活されているお家に入り込むことになるので、『サービス業』と考え、対面でのコミュニケーションを特に重視しています」(宮下真一社長)
同社では、「サービス業」としての意識を身に付けるために、接客のプロである航空会社のキャビンアテンダントの経験者を講師とする研修を実施した。同社の社員だけではなく、同社の現場での経験が長い職人20人も参加した。
研修の中で、最も強調されたのは、「自分たちが仕事をして、生活できるのは何のおかげか」ということ。職人は「自分たちの腕一つで仕事ができている」と考えがちであるが、「ユーザーがいて、みすゞ建設という看板があって、初めてその腕を振るうことができる」ということを改めて認識させた。
同社では、ユーザーとのコミュニケーションだけでなく、レッカー車が現場に入る場合や外壁への吹きつけを行う際の近隣への挨拶、現場付近の道路の清掃などが徹底されている。加えて、地域の清掃活動にも参加している。

地域の清掃活動の様子
「元々そういった意識はどこかにあったと思いますが、それを改めて意識することで、お客様のための、みすゞ建設の看板を背負っていると自覚しての行動が目立つようになりました」(宮下社長)

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