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・大京の中古住宅買取再販事業が急ブレーキ、期初計画も未達
・新規参入業者の増加や、既存業者の事業規模拡大で競争激化
・単身者向け物件の追加、戸建て物件への参入など新たな戦略で巻き返す
大京(東京都渋谷区)の中古住宅の買取再販事業が曲がり角に差し掛かっている。2011年から毎年200戸前後の販売増を継続してきたが、18年3月期は前期比6戸増1471戸と急ブレーキ。期初計画からも179戸の未達となった。
販売の際は、ホームステージングを積極的に実施
同社は「リノアルファ」ブランドで中古マンションの買取再販事業を展開。新築マンションの開発事業と並ぶ第2の経営の柱として、2021年3月期の販売戸数2500戸に向けて邁進してきた。特に、仕入れに関しては、グループ内で不動産仲介を行っている大京穴吹不動産(同)の店舗でユーザーからの直接買い取りを推進。首都圏で約70店舗を構え、年間約6000件の仲介実績を誇る同社との連携は、他社よりも大きなアドバンテージとなっていた。
しかし、前期は状況が一変。首都圏では中古マンションの売買件数が新築を上回るほど市場が活性化しているが、それ以上に新規参入業者の増加や、既存の業者の事業規模拡大によって競争が激化。市場の過熱ぶりは、「予想を上回る競争の激しさ。特に物件の仕入れに苦しんだ」(丑澤正樹常務執行役員)というほどだった。
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