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来期400戸の販売へ
大手マンションデベロッパーのタカラレーベン(東京都千代田区)が、中古マンションの買取再販ビジネスを本格化させている。昨年、2月には中心的な役割を果たすレーベンゼストック(同)を立ち上げ、事業を加速させている。
新築で培ったデザイン力を生かしてリノベーション
物件仕入れはオーナーチェンジで
基本的なビジネスモデルは、賃借人付きのマンションをオーナーチェンジで取得し、賃借人が退去した後にリノベーションを施し、エンドユーザーに販売するというもの。この狙いは2つ。1つは賃料収入による事業の安定化。仕入れから販売までに時間がかかるので立ち上げの時期には資金面での体力が必要だが、物件の保有数と販売数が一定規模を超えることができれば、販売によって仕入れ費用と利益の回収をしつつ賃料収入も得ることができる。グループ内にマンションの管理会社があるので、ノウハウやリソースも十分に有しており、物件管理の負担を抑えられる点もポイントだ。
もう1つは、レッドオーシャン状態になっている首都圏の中古住宅の仕入れ競争に巻き込まれにくくすること。中古住宅の買取再販ビジネスを手掛ける会社の多くは、事業期間が長くなりがちな賃借人付きの物件の仕入れを避ける傾向があるため、競合が比較的少なく、仕入れ価格を抑えながら販売用の物件を確保しやすい。
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