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ルネブランドでマンション分譲、賃貸管理を行う総合地所(東京都港区)の買取再販物件が順調な売れ行きを続けている。昨年初めて行った千葉県南柏にある1棟丸ごとの買取再販物件は32戸ありながら4~5カ月で完売。元は賃貸住宅として利用し、入居者が退去するごとに販売を行っている等々力の物件は9月に販売を開始したが、既に6戸が契約に至った。
総合地所は再販事業を行うソリューション事業部を2年前に立ち上げ、昨年から本格的に事業をスタートさせた。3年前に賃貸管理業を行うトータルハウジングと合併したことが再販事業に本格参入したきっかけだ。
「分譲事業を行う総合地所、賃貸管理のトータルハウジングと、全く異なる会社が一緒になったわけです。それぞれの取り組みを融合し、横串で仕事ができないかと、新しい事業部が誕生しました」(ソリューション事業本部、井上理晴ソリューション事業部部長)

総合地所、等々力の物件の完成イメージ
再販事業は細かく分けると以下の3つに分類される。
- (1)空き家となっている社宅などを1棟丸ごと買い取って行うもの、
- (2)賃貸住宅として利用している物件を1棟購入し、退去ごとに改修・販売を行うもの、
- (3)区分所有物件を1戸ごと行うもの。
今後は特に①と②の1棟ものに力を入れていき、年間2~3棟の仕入れ・販売を行う計画だ。
「当事業部ではコンサルティングも行います」と井上部長。建物や土地に合わせた活用提案も実施しており、今年8月には東京都府中のビジネスホテル27室をコンバージョンし、ソーシャルアパートメントとしてオープンさせた。今後はさらに事業領域を拡大し、幅広い不動産ニーズに対応していく。

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