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マンション分譲と賃貸管理を行う総合地所(東京都港区)は、マンションの1棟丸ごとリノベーンの販売を強化し始めた。販売を行っているのは、東京都世田谷区等々力にある築27年のマンション「リヴィラ等々力」。

築27年のマンションをリノベーション
同物件は東急大井町線「尾山台駅」から徒歩14分の住宅街に位置する。全22戸はすべて間取りが異なり、部屋のサイズは約65平米。販売価格はリノベーション費用を含めて4000万円台になる。
同物件は賃貸住宅として運用しながら、賃借人が退去するたびに、その住居をリノベーションして販売していく。
特徴は購入者が3タイプのリノベーションを選べる点だ。「アレンジコース」は、フローリングや壁紙の色を選べるもので、費用は無料。「スタイルリノベーションコース」は自然素材にこだわった「オーガニック」など、6つの内装パターンを選ぶことができる。費用は200万~400万円。「フリーコース」はユーザーの要望に合わせて部屋全体を自由にデザインできるもので、設計はRIBA(英国国際建築賞)を受賞した実績を持つ一級建築事務所キー・オペレーション等が担当する。費用は400万円以上。
共用部には給水設備の交換や外装タイルの補修など、約8000万円の大規模修繕を行っている。
売り主として京阪電鉄不動産と提携しており、企画と販売はリノベーション済み中古物件の再販を手掛けるリビタが担当する。
「リノベーションのノウハウを自社で蓄積しながら、今後は自社だけでも企画・販売を行い、3棟目、4棟目と実績を増やしていきたい」(経営企画部、石井大祐氏)

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