オーダーメードと定価制を組合わせた新商品

三井不動産リフォーム（東京都新宿区）は、従来の定価制と、デザインリフォームの自由設計の２つを組み合わせたマンションリフォーム「オーダーメード定価制　Ｍ＋（エムプラス）」を新発売した。マンションリフォームでポイントとなる予算と設計の両面に配慮した商品で、今後、市場の成長が見込まれる中古マンションのリフォーム需要の掘り起こしを狙う。

 
MOCリフォーム仕様の北参道モデルルーム

「M＋」の特徴の１つは、分かりやすい価格設定の「定価制」。解体や造作などの共通の工事については、「専有面積×㎡単価」で決まる。２つ目の特徴として、オーダーメードで建具や設備アイテムを自由自在に組み合わせることが可能。　

基本工事は、２つのコースが選択できる。例えば70平米の3LDKマンションをリフォームする場合、間取りはそのままで内装設備を全面リニューアルし、空間イメージと機能性を新築マンションのように一新する「全面リフォーム」は537万円（税込み価格）から。

間取りや設備配管のプランニングが自由自在で、さらに断熱性能、遮音性能といった住宅の基本性能も向上させる「スケルトンリノベーション」を選択した場合は795万円（税込み価格）からと、オーダーメードでありながら定価制が採用される。

さらに、三井不動産レジデンシャルの新築分譲マンションテイストをリフォーム用にアレンジした「MOCリフォーム仕様」を既築マンションのリフォームでも採用できる。