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買取価格チャート化で即日購入も
買取再販事業を手がけるスプリングエステート(東京都千代田区)が、好調をキープしている。2021年6月期の売り上げが75億円で、前年の73億円、前々年の64億円から順調に増収してきており、今期は6%増収の80億円の突破を計画している。同社の戦略のポイントは、都心を中心に攻めることと、エリアと坪数によってあらかじめ買い取り額を決めておくことで仕入れの効率化を図っていること、エンド目線のリフォームを自社施工で行うことで「選ばれる物件」に仕上げていること、の3点だ。これらのポイントについて、並木正幸取締役社長室室長に話を聞いた。
施すリフォーム平均単価は500万円以上。収納など、実用性にこだわったリノベが売りだ
安定需要の都心を攻める
同社は買取再販事業で2021年6月期に360戸の販売実績を上げた。仕入れる物件は9割以上がマンション。築年数20年から30年ほどの物件を1000万円から1500万円で買い取り、500万円ほどかけてリフォームを施して、世帯年収400万から800万円ほどのファミリー層に向けて販売するモデルだ。粗利率は14.5%確保している。
仕入先は主に三井不動産や東急リバブル、住友不動産などの大手仲介会社からだ。主なエリアは一都三県。特に力を入れているのが、東京都と神奈川県のJR沿線上の物件で、150万円ほどのワンルームから、場合によっては1億円超えの一棟まるごとなど幅広く物件を仕入れている。年間の仕入れ戸数360戸のうち、8割ほどが東京と神奈川の物件だ。
仕入れは専任の10人の営業マンが担当。
「都心のJR沿線は、物件価格が景気によって大きく上下するような場所ではないうえに、人気が高いエリアなんです。しかもマンションは景観の良さなどから富裕層に高いニーズがありますから、内装を凝ったものにして、多少値が張っても買い手が現れますよ」(並木氏)
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