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全国にある賃貸住宅の数は約2000万戸。現在、着工戸数はピークに比べて半分以下となったが、それでも年間30~40万戸ほどのペースで新たな賃貸物件が建築されている。その一方、老朽化した物件が増え、入居率が下がったり、空き家になったりする物件も目立ってきた。古くなった物件を人気物件に生まれ変わらせることでリフォーム受注を伸ばす企業をリポートする。
【リポート/編集部 後藤梓・高田遥介・堀口泰生】
改修費を負担し人気賃貸に借り上げ再生、年間40件も
空き家や入居者が集まらない賃貸物件を借り、費用を全額負担して改修し、入居者に貸す―――。年間40件ほどの「借り上げ再生」を展開するのが、ルーヴィス(神奈川県横浜市)だ。
カリアゲのビジネスモデル
同社の「カリアゲ」では、オーナーから物件を借り、自社でリフォームの設計・施工を行う。そして入居者の募集や入退去手続、家賃回収など管理業務も代行。貸し出し想定賃料の10%をオーナーに毎月支払い、入居者が入れば賃料の90%は同社の利益となるビジネスモデルだ。対象となるのは築30年以上で、1年以上空き家・空室となっている物件。ほとんどが築50~60年になる。
契約期間は6~8年。その後物件はオーナーの元に戻り、売却・賃貸活用・自身が住むなど自由に活用できる。オーナーは契約期間中の売却や自己活用など出来ない。だが賃料は負担だった固定資産税に充てることもでき、入居者の有無は関係なく賃料が毎月入るのが大きなメリットだ。

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