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不動産メディア「カウカモ」活用した買取再販が強み、東京吉祥寺の物件事例も

不動産メディア「カウカモ」活用した買取再販が強み、東京吉祥寺の物件事例も

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「白日」のリノベーション物件 東京・吉祥寺

窓から井の頭恩賜公園を一望できる好立地。(写真:窓から井の頭恩賜公園を一望できる好立地。
自然豊かな緑と室内の木のテイストが調和す るよう「白日」をベースに設計された。)

クリナップ(東京都荒川区)と協業して作ったセミオーダーのキッチン(左)と洗面台(右)クリナップ(東京都荒川区)と協業して作ったセミオーダーのキッチン(左)と洗面台(右)。
床材はナカムラ・コーポレーション(兵庫県芦屋市)と協業。

(左)リビングの床の一部をタイルに切り替え、ペットが涼みながら休めるスペースを設けた。(左)リビングの床の一部をタイルに切り替え、ペットが涼みながら休めるスペースを設けた。
(右)長い玄関は、散歩前後にペットの世話をしやすい。

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買取再販トレンド

中古不動産の流通プラットホーム「cowcamo(カウカモ)」を運営しているツクルバ(東京都渋谷区)は買取再販事業に力を入れている。その運営を担うのが子会社のツクルバボックス(同区)だ。主力事業は、中古の区分マンションの買取再販。仕入れた中古物件をリノベーションし、「カウカモ」を通じて販売する。一次取得者層をターゲットに、東京や神奈川を中心に展開している。

年間100件仕入れ、60件販売

データ生かしたリノベーション設計が強み

2025年7月期は、中古住宅の仕入れ100件、竣工70件、販売60件ほどだ。中間決算時点では約19億円の売り上げ。平均販売価格は約7500万円だ。

特徴は登録者数約55万人の「カウカモ」で蓄積した年間約1000件の物件取引データを生かし、トレンドに基づく住まいづくりを行う点。そして、自社データを分析した結果、3つの部屋タイプを導き出した。

グレージュ系のアンニュイな空間「霞(かすみ)」、晴れ晴れとした日差しや緑の似合う明るい空間「白日」、メリハリのあるショップライクな空間「黄昏(たそがれ)」の3つだ。

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