松堀不動産、買取再販事業「アルイエ」本格化 老舗不動産会社の新規事業とは

埼玉県東松山市を拠点とし、創業50年を迎えた松堀不動産。不動産売買を中心に幅広い事業を展開する同社が現在力を注ぐ分野が、中古戸建て住宅の買取再販事業だ。これまで培ってきたノウハウを同業他社と共有し、ともに成長していくための買取再販特化型フランチャイズ事業「アルイエFC」も立ち上げた。

戸建ての買取再販に本腰

「中古に価値見出す時代」

古い戸建てを買い取り、リフォーム後に販売。写真はキッチン空間を大きく変えて販売した事例

リフォーム店も経営

松堀不動産の最大の特長といえるのが幅広い事業内容だ。東松山市を中心に不動産仲介業を展開し、売買と賃貸管理で計7店舗をかまえる。リフォーム専門店も手掛け、賃貸住宅のリフォームも自社で行う。その他、駐車場やトランクルーム、コインランドリーを運営するなど、住まいにかかわる案件や課題であれば、自社でひととおり解決できてしまう網羅性が強みだ。

会社全体の年商は約30億円。多岐にわたる事業のうち、同社が現在注力するのが戸建ての買取再販ビジネスだ。年間約30棟を手がけ、売上は約7億円で、毎年成長している。

仕入れる物件探しは新聞広告やポスティング、ダイレクトメール、紹介など、様々なツールをうまく活用する。