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不動産売買仲介事業を手掛けるツクルバ(東京都渋谷区)。同社は買取再販物件の紹介メディア「カウカモ」の運営による自社集客や売買仲介のDX推進に強みを持ち、同業他社と差別化を図ることで取り引き件数を拡大してきている。村上浩輝CEOが目指すのは分断のない顧客目線の住宅購入体験だ。
物件紹介メディア「カウカモ」で集客
改修にも対応、顧客目線の仲介追求
年商41億円
2011年に設立したツクルバ。売買仲介業者としては後発組だが、インターネット技術を活用した独自の取り組みで、近年業績を伸ばしてきている。2023年7月期の売上高は41億5200万円で前期比50%増。そのうち、メイン事業の売買仲介部門は約37億円で、同61%増と好調だ。同部門の粗利益は24億円で同41%増。人材やシステム投資などで営業利益は約1億円の赤字だが、今期は黒字転換の見通しだ。なお、同社の売買仲介売上は手数料を主とするが、一部リノベーション等の手数料や買取再販物件の販売代金を含む。
同社は東京都と神奈川県を主な商圏とし、年間取引件数(成約ベース・両手取引は1カウント)は2020年7月期が432件、2021年7月期が573件、2022年7月期が798件、2023年7月期が986件と順調に増加している。
同社の仲介の特徴は2つある。1つは取扱物件のほぼ全てが改修済みの買取再販物件であること。他の売買仲介会社では、新築や土地など、さまざまな不動産を取り扱うケースが一般的だが、同社では買取再販に専門特化することで差別化を図っている。

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