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LIFULL(東京都千代田区)が運営する不動産サイト「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」では、800万円以下の物件掲載数が増加している。今年7月に空き家の仲介報酬が引き上げられた影響だと、LIFULL HOME'S PRESS編集部の渋谷雄大氏は語る。
上限引き上げとは、国が空き家の流通を推進するために仲介報酬の特例規定を拡充したこと。従来の特例では、400万円以下の物件を仲介した際、売主からは通常の手数料率を超え最大で18万円(税抜)の報酬を受領できた。今回の改定により売主、買主の双方から800万円以下の物件に対し最大30万円(税抜)の報酬を受領することができるように変わった。手数料が低いことで低価格の不動産仲介を敬遠する企業が少なくなく、このような政策が採用された。
同社では800万円以下の物件の掲載比率を調査したところ、去年7月に7.5%だったものが、今年7月には7.9、10月には8.2%と上昇。なお、東京23区や政令指定都市などの都市部はほぼ変化がないため、地方エリアでの掲載物件が増加した。
また、800万円以下の物件への問い合わせ状況を調査したところ、問い合わせは全体の約3割。物件掲載率はそう高くないにも関わらず、反響は多いことがわかり、渋谷氏は価格が低い不動産の需要は大きいと話す。
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