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中古マンション再販事業を手掛けるインテリックス(東京都渋谷区、山本卓也社長)は、2014年5月期決算を発表し増収増益となった。
売上高は前年同期比2.1%増の263.8億円。営業利益は96.6%増の14.9億円。経常利益は256.3%増の11.3億円となった。
再販物件「リノヴェックスマンション」の販売戸数は前年比マイナス87件の1037件。平均販売単価はプラス84万円の2170万円だった。
再販物件は販売戸数が減少したため売り上げでは前年同期比で9億円のマイナスだったが、新築マンション、ビル売却などで12億円増収。
さらに、リノベーションの内装工事を請け負う事業が伸び、3億円の増収となった。主事業以外のその他事業が好調だった。
利益については、リノヴェックスマンションの粗利益率が10.2%から13.7%に改善している。採算性を重視し、マンションの仕入れを厳選したためだという。また、物件取得のための借入調達コストの低減を図った。
2015年5月期の計画は売上高3.3%増の272.5億円。経常利益は23.6%減の8.7億円と予測。人員増強や地方展開を進めるための先行投資によって減益予想となっている。
今期の強化策は、地方主要都市での再販事業の展開を進め、販売件数の増加を図ること。7月には名古屋店を開設。現在、首都圏以外の拠点は札幌、大阪、福岡にある。さらに、リノベーション内装事業で前年比44%増の9億円を見込む。

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