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「賃貸リフォームのリピート受注を獲得するポイントは、手軽にできる入居率改善策を提案することです」と、建和(東京都練馬区)の和﨑健治社長は話す。同社の売上高に占めるリピーターの割合は9割。年商は約10億円にもなる。
手軽にできる入居率改善策は主に3つある。1つは、玄関の床にフロアタイルの施工をすること。価格は5000~6000円ほど。2つ目はデザイン性のある床材への変更。例えば、既存の床材の上から貼れるフローリング調フィルムを使う。30平米で10万円ほど。
3つ目は、室内の壁の1面に意匠性が高い壁紙を使うこと。通常の場合、部屋の全面の壁紙を張り替える必要があるが、この手法であれば、わずか1面の壁紙を変えるだけで、オリジナルな雰囲気を持つ部屋を作ることができる。
同社では、入居率改善の効果を検証するために、賃貸物件を所有している。8年ほど前から賃貸物件を購入し始め、現在は33戸ある。ここで、効果的な賃貸リフォームの実証実験を行っている。現在工事中の2部屋をのぞき、所有する物件の入居率は100%。

同社が所有する賃貸物件
「所有物件で効果を実証した案なので、説得力があります。実際に効果も出るので、1度依頼をしていただいたお客様の多くにリピーターになっていただいています」(和﨑社長)
同社は年間3800件ほどの賃貸リフォームを行っている。

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