「大型リフォームの提案で重要なのは、『リフォームを行うと、どのような生活が待っているのか』を他社より先にアピールすることです」と話すのは、リバース彌生(東京都豊島区)の鈴木効社長だ。同社では、ユーザーに合ったアピールを迅速に行うためにアンケートを活用し、プレゼン資料を作成している。

プレゼン資料の一部
アンケートは「ライフスタイルコンパス」というもの。32の質問があり、回答からユーザーの好みやライフスタイルを分析する。例えば、「シンプルなものほど美しいデザインをしているものだと思う」、「家族の友人が訪ねてきたら一緒に会話を楽しむ。そんなオープンな生活が好きだ」といった質問がある。共感の度合いを5段階で回答する。
「ライフスタイルコンパス」から得た情報を元に、各ユーザー専用のプレゼン資料「ライフスタイルデッサン」を作成。これは、同社の提案するコンセプトを伝え、ユーザーにリフォーム後の生活を想起させるためのツール。A4カラー10ページほどで、全体コンセプトの説明、個別の提案、同社の理念で構成される。
例えば、ある資料では、「このスペースとても便利だね。ちょっとした自分の城って感じだね。」というタイトルのページを用意。ここでは、リビングの一部に趣味や仕事に取り組めるスペースを設けることを提案している。100文字程度の文章と、スタンドライトやカメラなどが置かれたカウンタースペースの画像、コーヒーの画像が載せられている。

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