中国電力グループのエネルギア・ライフ&アクセス(エネラ・広島県広島市)は、「エネラ省エネフェア 電化リース大商談会」を2012年2月から3月にかけ中国エリア15カ所で開催している。2011年10~12月にも中国エリアの34カ所で実施しており、それに続くイベントとなる。今回は主力商品である「電化リース」を前面に打ち出していることが特徴だ。

2月18日に開催した大商談会
同社では8年前に「あっと!電化パック」を発売開始し、現在までにリース契約数は4万6000件を超えた。これは、中国電力が2011年10月に発表した「中国電力サービス区域内におけるオール電化住宅の採用戸数が累計50万戸を突破」と並べてみると、大きな数字であることがわかる。一方、中国エリアは四国、北陸と並び全国的に見て電化比率が高いと言い、同社電化事業部の中筋匠課長はその理由について「中国地域は約300万世帯のうち戸建て住宅が約200万世帯と持ち家比率が高く、電化機器を設置しやすい環境にある」と分析している。
それでも、リース契約数は順調に伸びてきたわけではなく、「一時期は量販店さんの低価格での販売に押されていたこともあった」(同課長)というが、昨年春に「あっと!電化パックプラン Sシリーズ」を投入したことで、風穴が開いたようだ。
Sシリーズは、リース期間が従来のプランより長く、選べる機種も限定される代わりに、エコキュートとIHクッキングヒーターのセットで、場合によっては従来の同等プランより3000円以上も安くなる。同課長は「台数メリットもあり、料金を下げることができました。秋以降イベント効果もあり順調に伸びてきています」と話す。

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