不動産仲介、リフォーム事業などを展開するミックグループ(三春情報センター)は太陽光発電などの環境事業を行う新会社、ミック環境開発(神奈川県横浜市)を設立した。約2万件のOB客や建売購入者への提案により、今期1億円の売り上げを目指す。

▲店舗の内装。キッチンを利用したイベントも開発できる。
ミック環境開発は太陽光を主軸に、オール電化や蓄電池など環境関連商品、エコリフォームを取り扱う。
「ミックグループでは総合生活産業を掲げていますが、生活に環境は欠かせないということで、1年前に準備室をつくり、スタートしました」(小野嘉久社長)
店舗は横浜市栄区のJR本郷台駅前に開設、屋号は「micエコステーション」とした。現在、スタッフ数は3名(営業1名)だが、今期中に中途採用で営業人員を2名増やす予定だ。
営業先は、2万件のOB客のほか、グループの注文住宅や建売購入者、管理しているアパートオーナーなどが対象となる。OB客に行ったDMでは、400分の1~2の反響があった。
ただ、同社は太陽光などの環境関連事業は後発組であり、いかに差別化を図れるかが課題だ。
「1番の強みはサービス業である不動産の営業をやっていたものが、提案を行うことです。工事主体の会社とは違うサービスを提供できると考えています。また、専任の担当者がアフターまで一貫して行うので、お客様にしてみると安心できると思います」(小野社長)
今後は料理教室など、定期的にイベントを検討しているほか、「電気スクーターなども取り扱いたい」と小野社長。
今後は取り扱う商品や提案の幅を拡充していく予定だ。

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