埼玉県を地盤とする分譲ビルダーのポラスのリフォーム会社、「ポラスのリフォーム」(埼玉県越谷市)は2012年度3月期の売上高が前年比約25%増の20億円となった。受注は約22億2000万円でリフォームを本格化した平成14年度以降で最高となった。
増収要因について望月真取締役事業責任者は「全面改装の定価制商品『再新の家』の受注が好調だった」と分析する。同社では戸建ての場合、坪18万円の費用でフル改装できる商品の販売を昨年強化した。オプションなどの追加注文を合わせ、1棟の平均受注単価は1250万円(戸建て)。前期は戸建てが72件、マンションが6件で計78件。一昨年は定価制大型商品がなかったため、大型リフォームの受注は年に10件程度だった。
今期も大型リフォームを推進する。「再新の家」の販売は戸建て120件、マンション60件の受注を計画している。もう1つの重点項目は、グループ内の不動産仲介部門と連携したリフォーム推進。仲介の営業担当にも提案しやすいリフォームパッケージ商品を作り、中古住宅の購入を希望するユーザーに提案を行う。
「グループの不動産流通事業部門では、月にリフォームの対象となる物件が160戸くらい取引されています。従来はリフォームにつながっている割合が2割でしたが、今期はこれを3割に伸ばす計画を立てています」(同氏)今期は売上高26億円、受注27億円を計画。

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