日本制震システム、制震ダンパーの販売好調 前期比2割増に

地震被害「軽微」に

　日本制震システム（東京都千代田区）の制震ダンパー「MERシステム」の販売が好調だ。今期は前期比2割増で推移。月間で100～150棟の住宅で導入されている。

新築はもちろんリフォームにも対応する

　伸びの要因は、施工した住宅が熊本地震で外壁にクラック一つ付かない無傷だったこと。被災エリアの13棟すべて被害が軽微だったことが評価された。

　同ダンパーの特徴は、ダンパー1つ1つが様々な方向からの揺れに対して減衰効果を持っていること。壁にビス止めするダンパー側の付け根の部分がベアリング構造になっており、多方向の揺れを吸収できる。