LIXIL(東京都千代田区)は、省エネ断熱リフォームを検討している施主向けに、現在の住宅の断熱性能と、リフォーム後の断熱効果を事前に数値で比較することができるシミュレーションソフト「ココエコ診断」を開発した。
「ココエコ診断」は、LIXILが昨年4月に発売した部屋単位のエコリフォーム工法「ココエコ」を使ってリフォームした場合の効果を、数値、グラフ、サーモグラフィ画像などで、分かりやすく見える化するシミュレーションソフト。引っ越しをしないでも、現在住んでいる家の断熱性能を測定し、リフォーム前後の総合断熱性能を比較できるのが特徴だ。
具体的なサービスは、LIXILの窓マイスターが施主宅を訪問し、サーモグラフィーカメラなどを使って「ココエコ診断」を実施。「体感温度」「足元の暖かさ」「窓の結露」「部屋の保温力」「冷暖房費」の5項目について、リフォーム前の断熱レベルと、「ココエコ」リフォーム後の予測値を算出し、後日、結果を診断報告書にまとめて施主に届ける。施主はこの診断報告書を基にリフォーム工事の効果を確認し、工事の検討をすることができる。

シミュレーションソフト「ココエコ診断」で断熱リフォーム前後の数値を比較できる
「ココエコ診断」の実施可能時期は、家の中と外の温度差が大きくなる11月から3月まで。診断地域は、「ココエコ」の対象地域である、次世代省エネルギー基準Ⅳ地域以南となっている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)6,7面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)4,5面
-
1654号(2025/06/23発行)2,3面