LIXILが商業施設へ初の出店、狙いは「新たな潜在顧客の獲得」

LIXIL（東京都江東区）は三井ショッピングパークららぽーと富士見に店舗をオープンした。出店期間は3月18日から7月下旬まで。同社が商業施設へ出店するのは今回が初となる。その狙いを担当者に聞いた。【リポート／編集部堀口泰生】

店内でリフォームの基礎知識を発信

LIXILは初めて商業施設に出店した。三井ショッピングパークららぽーと富士見に期間限定でオープン

店舗の広さは約100坪、リフォームを検討する前の潜在顧客が主なターゲットだ。店内には、リフォームの基礎知識やポイントを紹介するパネルや動画を展示している。例えば、リフォームにかかる金額の相場や、工事期間など、まだリフォームをしたことのない人が疑問に思うことを解説する。キッチンやトイレなどカテゴリー別にポイントを紹介し、まず顧客にリフォームを意識してもらうことが狙いだ。商材に関するカタログや、これからリフォームをする人に向けたガイドブックのようなカタログも置いている。

通路に面したスペースでは、顧客に興味を持ってもらえるような展示もする。最近では、ペットというテーマの展示をした。猫などが引っかいても大丈夫な網戸や、キャットウォークの紹介などを行う。通路面の展示は隔週で変えており、常に来場者に新鮮な印象を持ってもらうようにしている。

リフォームをまだ考えていない潜在顧客へ向けた情報をパネルや動画で発信する