困り事や悩みを体感しながら解決する―――。昨年9月、大建工業は秋葉原ショールームを全国初の"体感型"にリニューアルした。「お客様の困ったを良かったに変える」をキーワードに、2時間のコンサルは当たり前、中には閉館後まで残って相談を続ける来客もいるほど、人気を集めている。4月に新たに館長に就任した石井浩一郎氏にそんな新ショールームの魅力を聞いた。
石井浩一郎 秋葉原ショールーム館長
「お客様の困ったを良かったに」
―――そもそもなぜ、体感型のショールームにリニューアルしたのでしょう。
以前はドアや床のコーディネートを行うための展示が多かったのですが、新宿のTDYショールームができ、その役割が移りました。そこで、カタログでは伝わらない、防音や耐震など大建工業ならではの製品を体感し、納得して使ってもらうショールームにしました。
―――どのような展示内容になっているのですか。
約140坪に、収納、防音体感、備えるリモデル(高齢者対応)、耐震、リフォームなど8つのコーナーがあります。例えば、収納コーナーは、寝室やキッチンなど用途に合わせた実物展示スペースです。透明のボックスでどのくらい奥行きがあれば収納できるかも分かります。また、3月に開設した備えるリモデルコーナーは、重りを体につけて高齢者の疑似体験が可能ですし、車いすでの動作や手すりの高さなどを高齢者と同じ感覚で体感できます。
―――プロの方はどのように利用すると効果的でしょう。
エンドユーザーのお客様をどんどん送り込んでいただければと思っています。例えば、間取りが決まった段階で来ていただければ、プランニングが難しい収納についても専門スタッフが対応しますし、そこで決まった内容は工務店、リフォーム会社にフィードバックします。エンドユーザーの方には疑問点などを聞くために再来館する方も結構いますね。あとは、会議室があるので、リフォーム相談会など独自イベントを開催してもらうことも可能です。その際、私どもも連携し、収納相談のサポートもできます。
≪ショールーム概要≫
- 所在地 JR秋葉原駅から徒歩3分、住友不動産秋葉原ビル3F
- 面積 約140坪(畳、収納、防音体感、備えるリモデル、耐震、ペット共生、リフォーム、コーディネートの8つのコーナー展示)
- プロユーザー向けコンテンツ収納や防音についてのプランニング、イベント場所としての利用、月2回のプロ向け耐震改修セミナーなど

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