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シェアリングテクノロジー、営業利益7倍・急成長の理由

シェアリングテクノロジー、営業利益7倍・急成長の理由

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要約すると

・マッチングサイトを運営するシェアリングテクノロジーがマザーズ上場
・雨漏りやシロアリ業者と消費者をつなぐ193のサイトを展開
・評価の高い業者を優先紹介し、2020年には売上高70億円を目指す


193のマッチングサイトを運営

 「雨漏り修理110番」「シロアリ110番」といった「110番」と名の付くサイトが次々に登場している。実は今、急成長中のシェアリングテクノロジー(愛知県名古屋市)というIT会社が手掛けるもので、運営するサイトは実に193。同社は6年前に始めた消費者とプロの業者をネット上で仲介する「マッチング」サイト運営を主とし、業績を急拡大。2017年9月期の売上高は前期比54%増の17.5億円まで伸び、東証マザーズにも上場。施工に協力するリフォーム店も増えている。

シェアリングテクノロジー 200近いサイトを運営200近いサイトを運営。コールセンターは電話がかかってきたら、問い合わせしてきたサイトの対応マニュアルがパソコンに表示されるというシステムを導入。随時マニュアルは更新され、品質向上につなげている。

「専門特化」が重要

 「私どもはバーティカルメディアと呼んでいますが、簡単に言えば専門領域に特化したマッチングサイト。これを多数運営している点が他の会社と違う点」。こう話すのは取締役CFOの篠昌義氏。同社が運営するサイトは「雨漏り修理110番」「シロアリ110番」「張り替え110番」など、「110番」が目印。住宅リフォーム以外でも「カギ110番」「伐採110番」といったものもある。

 使い方はこうだ。例えばシロアリで困るユーザーはサイトを訪れると、追加料金なし、いつでも受け付け、といった宣伝文句と共に無料の電話問い合わせを促される。電話をするとコールセンターにつながり、最適な業者を紹介してくれるというもの。

 6 年前に始めて以来、問い合わせ数は累計116万件。サイトを通じた生活サービスの流通総額は161億円(2017年11月時点)。成約した場合に業者からもらう手数料が主な収益だが、これが絶好調。2017年9月期は前年比54%増の17.5億円で営業利益が600%増の4億円、経常利益は598%増3.89億円。純利益にいたっては1152%増、2.68億円。2015年9月期に黒字転換してから勢いを増している。

コールセンターは自前

 なぜ好業績が出せるのか。

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