地デジアンテナ工事、住宅設備事業を行うライフスクエア(神奈川県川崎市)は、女性にターゲットを絞った賃貸住宅の空き室対策用リモデルプラン「女子部屋をつくる。」を新発売した。パッケージの基本プラン「スタンダードパック」には、女性が部屋を選ぶときの3大ポイントである「防犯、水まわり、インターネット」に関する機能を充実させた。
具体的にはネットワークカメラ(防犯カメラ)、モニター付きインターホン・オートロック・デジタルキー、温水洗浄便器、シャワードレッサー(エコシャワー)、浴室乾燥機・浴室物干し、BS/CS、無料ブロードバンドの各設備を用意した。これらをすべて導入した際のオーナー側の費用は1世帯につき月額6350円(初期費用無料、1棟10世帯の場合)×6年間。無料ブロードバンドの導入は必須項目だ。
また、入居者向けには好みの内装や設備、家具が選べる「カスタムプラン」を設定した。壁紙や床材、キッチン模様替え、カーテン、照明などが好きなように選べるほか、家具や家電などのオプション設備も別途負担により選択可能。これから入居する部屋を、新しい借り主がカスタマイズすることで、オーナーは退去時の修繕費などの金銭トラブルも回避することができる。また最大の特徴は、敷金・礼金の費用で部屋のカスタマイズを行うユニークな料金システムだ。例えば賃料7.5万円のアパートの場合、通常入居する際に敷金2ヶ月+礼金2ヵ月+仲介手数料1ヵ月で37.5万円かかるが、同プランでは仲介手数料1ヵ月+カスタマイズ費用15万円(分割可)だけで済む。
展開エリアは関東と九州・福岡で、初年度150棟程度の販売を見込む。
「事前調査では、サンプル協力した100%の女性が通常入居よりカスタマイズプランを選んでいます。更新料支払い時の退居も少なくなるのでは」(広報二井野氏)。

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