・東京建物は、一般女性ユーザーの声を参考に商品開発を行っている
・プロジェクトを担うのは様々な部署から集まった8人の女性社員
・住まいづくりを通して、働く女性の生き方を応援していく
リアルな声を商品に反映
働く女性が幸せになる住まいづくりを行うプロジェクトがある。東京建物(東京都中央区)の様々な部署から集まった女性社員8人で構成される「Bloomoi(ブルーモワ)」だ。同プロジェクトは、グループインタビューやウェブアンケートなどで一般女性ユーザーの声を聞き、商品開発やアイデアの発信を行っている。「作り手の思い込みを排除するのがポイントで、一般の方のリアルな声を無視しないで商品に反映しています」と鈴木典子氏は語る。
「自分で選べる」がポイント
例えば、女性に向けてキッチンを開発するとなったとき、「女性=料理好き」というステレオタイプが拭えず、収納の充実などをうたい文句にしてしまいがち。しかし、実際に女性の声を聞くと、料理をするのが大好きな人もいればほとんどしない人もいる。そこで、ブルーモワは3パターンのキッチンを開発した。
1つ目は、カウンターがフラットで、リビングとのつながりを大切にした「ステージスタイル」。人を呼んで料理を振る舞いたい人にぴったりのキッチンだ。

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