社員に支持されるブランドへ
8年連続で長野県トップに輝いたサンプロ(長野県塩尻市)のリフォーム売上高は、12億4000万円。昨年より1億5000万円増収した。青栁弘昭社長は、「売り上げナンバーワンは結果論であって、サンプロに頼んでよかったという満足度やロイヤルティーを高めていった先に売り上げがあると思っています」と語る。
映画館で行われた経営方針発表会での集合写真
デザイン+機能性を担保
満足度やロイヤルティーを高めるためには、「表面的なことだけでなく、お客さまの知らないところで現場の品質を担保していくことが大事」と青栁氏。
同社の強みの一つは、デザインだけでなく、気密性や断熱性、耐震性などの構造的な部分もプロの知見を持って提案できることだ。「デザイン的な価値を提供できるリフォーム屋さんは多いのですが、機能的な価値を提供できているところが少ない」と青栁氏は指摘する。 「新築業界が家の機能性に重きを置いているのに対して、リフォームは価格やスピードに追われて販促やセールスが先行してしまっている。スタッフも教育を受けておらず、基本的な知識を持っていない人が大半です。しかし、お客さまからしたら、リフォームも新築と同じように機能的価値が担保されており、良くしてくれて当たり前と思っている」

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