・全国87都市にあるオフィスビルの数は1万棟を超える
・東京都心部の新築オフィスは人気が高く、空室はほとんどなし
・築20年超のリフォーム適齢期を迎えた中小ビル増加、シェアオフィス化が加速
2019年トレンド 非住宅リフォーム
~オフィス~
中小ビルの87%が築20年以上に
2019年はオフィスやホテルなどの「非住宅改修」が広がりそうだ。オフィスビルは築20年超えのリフォーム適齢期を迎えた中小ビルが増加。シェアオフィス化などトレンドを取り入れた新しい形のオフィス再生が増えている。
東京がダントツ1位
2020年は最高水準に
全国87都市にあるオフィスビルの数は1万511棟。日本不動産研究所(東京都港区)が昨年9月に発表した最新の調査によれば2018年1月時点でのオフィスビルは1万棟を超える。平米数では約3871万坪。
オフィスストックはさらに積み上がっていきそうだ。ザイマックス不動産研究所(東京都千代田区)の調べによれば、2018年の東京23区での供給量は前年比約2倍の21万3000坪。これは過去10年で2番目に高い水準だ。
2019年は15万9000坪に落ち込むが、2020年にはV字回復し、23万7000坪の供給が見込まれている。2021年、2022年は反動で低水準となるものの、大規模オフィスビルを中心に数が増え続けている。
2020年に最高水準
空室はほとんどなし
東京都心部の新築オフィスは人気を集めている。オフィス仲介の三鬼商事(東京都中央区)が毎月発表しているオフィス空室率調査によれば、2018年11月は1.98%と4カ月連続減少。新築は1年前11.20%だったが、直近月は3.45%と大幅に空室率が改善してきている。優秀な人材獲得のためにより良いオフィスに引っ越したいというニーズの高まりを受け、新築は建てればほぼ満室という傾向が続いている。
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