特集 健康リフォーム (2)
見えない断熱効果、どう提案する?
住環境を改善して本当に効果があるのか。見えない快適性を提案するにはどうすれば良いのか。その疑問を解消するべく、断熱や自然素材を手掛けている3社に話を聞いた。
快適性を見える化
サーモグラフィーで温度色分け
テオリアハウスクリニック
「断熱の知識が一般の人にもじわじわ浸透しつつあります。断熱リフォームの風が吹き始めている」。こう語るのは年間約100件の断熱改修を手掛けるテオリアハウスクリニック(東京都練馬区)の取締役法人営業部長・平一暁氏だ。
千葉県にある物件で測定した床表面温度の比較。
無断熱の床11.6℃に対し断熱施工の床17.6℃。エアコンの設定温度は18.5℃、外気温3.6℃。測定時刻2017年1月17日9時。断熱材はセルローズファイバー90mmを施工した
同社では施主が住宅の温熱性能を分かりやすく理解できるよう、サーモグラフィーを活用した断熱改修の提案を行っている。まず、同社スタッフが床下に入り断熱材の状態を調査する。次にサーモグラフィーで床を撮影し、床表面温度を確認。改善ポイントなどを写真や数値などをもとに説明し、最適なリフォームプランを提案している。
技術開発課主任・山形翔平氏は「断熱するとどうなるかをイメージしやすいので施主様とのギャップが生じにくいです」と話す。
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