・ビルダーの中商は、定額の全面改修サービスをスタート
・サービス内容は「一軒丸ごとリフォーム」と「内装丸ごとリフォーム」の二つ
・同社は当サービスで、初年度売上高2億円を計画
ビルダーの中商(大阪府岸和田市)は、定額の全面改修サービスをメインにすえた「再新住宅フルリ」ブランドを立ち上げた。同社は「D'S STYLE」ブランドのコンセプト型規格住宅を中心に、年間約120棟の新築住宅を供給しているビルダー。年商は28億円。「再新住宅フルリ」を武器にリフォームへの本格参入を進める同社の中島伸也マネージャーに戦略を聞いた。
開放感のあるつくりと、自然素材の質感が特徴
建て替えの7割の費用で新築同様に
「再新住宅フルリ」は、「人生をタノシム家」をコンセプトとする「D'S STYLE」のテイストを取り入れたリフォームのブランド。その中心となるのは、2つの定額制の全面改修サービスだ。
1つは、「一軒まるごとリフォーム」。これは、基礎と柱を残して、水まわりの設備や内外装などを一新するという商品。デザインや空間レイアウトだけでなく、性能向上にも力を入れている点が特徴だ。例えば、建物を耐震等級1以上に仕上げたうえで、制震ダンパーを設置し、耐震性能を大幅に向上させる。さらに、日本アクア社の断熱材「アクアフォーム」を使った断熱改修も実施。費用は1坪あたり47万円の定額制となっている。
「築30~40年の住宅に住まれている方に、建て替えと合わせて、選択肢の1つとして提案していきます。『一軒まるごとリフォーム』でも、建て替えと比べると費用は7割程度。その価格で、新築の『D'S STYLE』と同様の住まいが手に入るので、ニーズはあるはず」(中島マネージャー)

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