バス・トイレなど水まわり設備で世界のトップブランドとして知られるコーラー(KOHLER)が、日本市場に再攻勢をかけ始めた。

▲デザイン・フィルムに定評のあるKOHLERブランド
このほど国内の代理店2社が相次いで東京都内にショールームをオープン。日本における認知度向上と販路拡大を図っている。まず2012年2月に港区高輪の高級住宅地に、続いて4月には品川区東五反田の東京デザインセンター内に開設された。
KOHLERの製品はデザイン性が高く、高級ブランドとして欧米やアジアでも認知度は極めて高い。また、素材にもこだわり、環境への配慮がされたホーローの使用などでは19世紀後半からの実績を持つという。
米国ウィスコンシン州にある本社からこのほど来日したアジアパシフィック・キッチンバステクニカルマネージャーのダニー・マツモト氏によると、米国では政府が環境に配慮した製品の利用を推進していることから、同社でも近年特に、リサイクルや省エネ対応型の製品開発を進めているという。
ブランド力、デザイン性に加えてこうした機能面での評価も高まれば、日本ではこれまで低かった同社に対する認知度も、次第に向上して行きそうだ。

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