茨城県水戸市でリフォーム専業店として33年目を迎えたハースは今年、全面改装と外壁塗装に力を入れている。従来は年間数件だった500万円以上の大型工事を今年は10件ほど受注したい考えだ。
「以前は、一切広告やチラシによる宣伝を行っていなかったのですが、全面改装を受注するに当たり月に5回ほど新聞広告の掲載を始めました」(柳下隆マネージャー)
広告掲載先は読売新聞社を選択した。掲載内容は床面積30坪で598万円の定額制商品(水まわりと内装、外装工事)をメーンに打ち出している。水戸市は古い住宅が多く存在し、東日本大震災以降、大型リフォーム需要が高まっていることから、継続してPRを行い、受注獲得につなげたい考えだ。
一方、外壁塗装はOB客を中心とした受注を想定している。そのため同社は顧客宅に訪問しながらの情報誌配布を20年続けており、現在は年4回、1000部を配布している。情報誌配布は専任のパート女性スタッフが2名いて、顧客とコミュニケーションを取りながらリピート受注につなげている。現在は月間2~3件の塗装リフォームを受注しているが、1年ほど前に自社塗装職人を採用したことから、受注数の増加に努める。
「今、弊社には3名の自社塗装職人がいますので、従来よりも管理や販売がしやすくなりました」(柳下マネージャー)
現在のスタッフ数はパートも入れて18名(9名が女性)。2012年8月決算は3億円強の売り上げを予定している。

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