ニッカホーム(愛知県名古屋市)は、名古屋市営地下鉄桜通線の徳重駅から徒歩3分の場所に出張型バーベキュー施設「WOOD DESIGN PARK GO」をオープンした。9月14日から11月24日まで、わずか2カ月強の期間限定で運営された同施設は、普通に考えれば採算ベースには乗らない。同施設開設の裏には、多事業展開による人材獲得という狙いが見えてくる。
今後も移動式バーベキューパークとして活用予定
街中に施設開設
約400平米の土地に10台のバッカン(脱着式コンテナ)が配置された同施設。客がバーベキューを楽しむのは、改造したバッカンの中だ。バッカン1台につき最大6人が利用可能。箱を連結すれば大人数にも対応できる。セットメニューは牛肉、豚肉、サーモンそれぞれを主役にした3種類。かき氷のほか、2000円のフリードリンクも用意した。持ち込みOKで客単価は3000~4000円。
必要な装備一式とフリードリンク付き
バッカンの屋根部分はテラス席に改造し、ドリンクのみのオーダーも受け付けている。施設の施工は同社グループのマニカホーム(名古屋市)が担当。バッカンはけん引車につないで簡単に移動できるため、3~4台のバッカンであれば1週間程度で設営できるという。
もともと、この土地は新築モデルハウスを建設するために購入した。ただ、モデルハウス建設まで猶予があることから、採算は合わないものの、期間限定の施設を開設した。

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